どうも、デニムです。
自分は、作編曲が好きでDTMをしています。それで作るからにはたくさんの人に聴いてもらいたいです。
別にエンジニアを目指してるわけではないのだけれども、聴いてもらうからには、やっぱキレイに聴かせたいので、ミックスの勉強もしています一応。自分の聴かせたい理想のバランスで届けたいですし。
まぁ完全素人の独学ですけど、一応今まで勉強しつつやって来てなんとなく覚えたような、掴めたようなことを記録してみます。
自分のやり方を真似するのは構いませんが、自己責任でお願いしますね!
ミックスに正解はない!って偉い人も言ってましたし。
なんたって『沼』ですからねミックスはwww
ボリューム調整
アレンジが出来たら、フェーダーで各トラックのボリューム調整をする。
だがその前にマスタートラックにリミッターかマキシマイザーを差して、ざっくり潰した状態にしておく。
(なぜかと言うと、ミックスでちゃんとボリュームバランスを取った後でマキシマイザーを差して圧縮すると、だいたいバランスが崩れてしまって、結局ミックス作業にまた戻る、という二度手間になるのだ。)
そしたらその状態のまま、まず全トラックのフェーダーを一番下まで下げて、キックのフェーダーだけを、ピークが0dBのちょい下くらいになるまで上げる。
このキックの音の大きさを基準に他のトラックを調整していく。(これからどんどん他のトラックの音を足していくので、マスターが0dBを超えないように注意)
次はスネア。キックよりちょっとだけ小さく聴こえるくらいにする。
次にハイハット。スネアと同じかちょっと小さいくらいにする。
タムはスネアより少し小さくする。
シンバル類はスネアと同じかちょい小さいくらい。
次にベース。キックより小さめにする。
リズム隊でまとめると、
キック>スネア≧ベース>ハイハット・シンバル>タム
みたいなイメージ。ルームやオーバーヘッドとかを入れても、このバランスが変わらないように調整する。
次にボーカル。キックより小さく、スネアよりは大きいくらいにする。
ギターのリフなど、目立つフレーズを弾いているトラックはボーカルよりも少し小さくする。
ギター、ピアノなどのコード弾きをしてるトラックは、フレーズを弾いてるトラックより小さめ。
まぁ曲調とか好みでそれぞれやり方あるとは思いますけど、自分はこんな感じです。
パンの振り分け
ボーカル、キック、スネアはセンター。
自分はハイハットは右寄り、タムは左寄り、クラッシュは右と左と2種類使う。
ギターのリフとかメインになるメロはセンター。
コード弾きの楽器は2つトラックがあるなら左右に振ります。ひとつなら真ん中よりちょこっとだけどっちかにずらす。どっちかというと音が寂しい方に。
あとは、プラグインのステレオイメージャーで広がりが足りなそうなら少し広げる。違和感ない程度に。あんまり広げすぎると定位がなんかぐちゃぐちゃになります。
自分はCubaseに付属してるStereo Enhancerをけっこう使います。
あとはiZotope Ozone Imagerもいい。単体のプラグインもあるし、ozoneの中にもあるのでそこで使ったりもします。
コンプレッサーとイコライザー
必要なトラックにコンプレッサーを差していく。
コンプレッサーを差すと圧縮されてレベルが上がるので、コンプのアウトプットを下げるかフェーダーを少し下げて、ボリュームバランスを崩さないようにする。
コンプに関しては、ぶっちゃけまだ理解出来てない部分も多いし話が長くなりそうなので省略!
そして次にイコライザー。周波数が被ると聴こえにくくなるので、被りを失くすために邪魔なとこをカットしたり大事なとこをブーストしたりして、音を整理する。
超低域・低域(100Hz以下)→キック
中低域(100~300Hz)→ベース
中域(300Hz~2kHz)→ボーカル・ギター・ピアノなど
中高域・高域・超高域(2kHz以上)→シンバル・ハイハットなど
ざっくり言うとこんな感じ。かなりざっくりだなw
ボーカルももっと色々調整するんだけど、話が長くなるので省略!
ここまで終わったら、最初に差した仮のマキシマイザーを切って、WAVデータで書き出す。
マスタリング
WAVに書き出したさっきのデータを新規プロジェクトとしてマスタリングしていく。
そしてマキシマイザーで音圧を上げるのだが、自分は2つのマキシマイザーで、2回に分けて圧縮する。
1個目はざっくり目に潰す感じで。
IK MultimediaのStealth limiterとかを使って、リダクション値で-3~4dBくらい潰す。
んで2個目は最近だとiZotope Ozone8を使ってる。
イコライザーやダイナミックイコライザー、ステレオイメージャーなどで気になる部分を微調整しながら仕上げる。
困ったときのMaster Assistantが素晴らしい!簡単にそれっぽくなる!大好きだ!
前はwavesのL3MultiMaximizerも使ってました。周波数ごとに潰し具合を調整したり、イコライザーのような使い方も出来て良いです。
アナライザー・メーターで確認
アナライザーや各種メーターを使って、視覚的に音を確認。
よく使うのはVoxengoのSPANという有名なフリーのスペアナプラグインですが、見やすいし軽くてよい。
最近使い始めたのは、IK multimediaのTR5 metering というプラグイン。
VUメーター、スペアナ、ステレオイメージなど欲しいものが全て確認出来る。すごい便利!
そしたらまずリファレンス音源をオーディオトラックとして読み込んで、meteringを差す。
音源を再生してRMSやLUFSなどの数値を確認し、自分の楽曲の数値も見てリファレンス音源に近づけるようにマスタリングする。
後は数字ばっか見てないで、ちゃんと耳で聴いてどうなのか、ってのも大事。
ちなみに自分はこちらの書籍を読んで参考にしながらやってます。
すごく勉強になる本でした。まだ読んでてちんぷんかんぷんな部分もあるけど。
でも今後頑張って勉強して、ちゃんと理解
したいっす。
はい、以上!